CAD利用技術者試験2次元2級に合格する方法(6)
第3章 CADシステムの関連知識
1.CADシステムの運用・管理と課題
ここも一通り目を通しましょう。
VDT作業者の管理では作業環境管理、作業管理、健康管理とは何でどのようなものがあ
るのかを覚えます。
CADシステムの標準化も標準化しておく項目が用紙サイズ、図枠サイズ、表題欄、部
品、寸法記入であることは覚えておく必要があります。
ハードウェアの管理、CADソフトの管理、CADデータの管理とは何かの説明も読んでお
きましょう。
2.3次元CADの基礎知識
3次元CADの説明文は(空白)問題で出るので読んでおく必要があります。ここでも
FA、CAE、CAM、NC、CNCという単語が出てくるので、それぞれ何のことかとその説明
文を覚えておきます。また3次元CADと言えばコンカレントエンジニアリングという単
語が一緒に出てきます。PLM、BPRも同時に覚えておきます。
3次元CADの基本概念
3次元のCADモデルの三つの形状、ワイヤーフレームモデル、サーフェスモデル、ソリ
ッドモデルも出る確率が高いです。私はワイヤーフレームモデルは読んだそのままワイ
ヤーで作られたもの、ソリッドモデルは中まで詰まったもの、残ったのがサーフェスモ
デルでワイヤーモデルに面がついたものと覚えました。
3次元CADのモデリング機能
表に一通り目を通したうえで、頻出するロフト、スイープ、シェル等を重点的に覚えま
す。フィレット、トリムはCAD操作をやっていれば覚えていると思います。そして必ず
出るのがブーリアン演算です。形状を足す(和)のか引く(差)のかかける(積)のか
というだけですが、初めてだと理解に苦しむかもしれません。積は図形の重なった部分
だけを取り出すと考えればよいです。差で注意するのは引く順番です。例えばAとBとい
う図形があればAからBを引くのか、BからAを引くのかでは残る物体の形が変わってく
るからです。問題で注意したいポイントです。
3次元CADにおける表示技術
ポリゴンが何かという理解と三つのシェーディングを覚えることが必須です。シェーデ
ィングにはフラットシェーディング、グローシェーディング、フォンシェーディングが
あり、フラット<グロー<フォンの順で滑らかになっていきます。フラットシェーディ
ング、グローシェーディングの他の呼び方を覚えること、グローシェーディングはハイ
ライト部分は十分に表現できないこと、は覚えておきましょう。それぞれの説明文は何
度も読んでおくと良いです。
3次元CADの活用
PLMとは何か。そしてなんといってもよく出るのがコンカレント・エンジニアリングで
す。3次元CADと言えばコンカレントエンジニアリングと言ったようにセットで覚えて
おくと良いかもしれません。コンカレントエンジニアリングの内容も問われますので
よく読んでおきましょう。