CAD利用技術者試験2次元2級に合格する方法(7)

第4章 製図の知識

1.製図一般

 

ここは実務経験者か初心者かで難易度が違うと思います。私は初心者の独学だったので

理解に苦しんだところです。まずJISが何かから始めました。よく聞くのですが具体的に

は何なのかは知りませんでした。

 

JIS:Japanese Industrial Standards 日本工業規格 

 

です。ISOは国際標準規格です。

 

図面の大きさ

図面の大きさはハッキリ言うと1問だけ問われます。捨てるか確実に点を稼げると思う

かはあなた次第です。実務的には覚えておくといいのでしょうか?

さて覚え方です。

 

A4 210×297  A3 297×420  A2 420×594  A1 594×841  A0 841×1189

 

覚えるのはA4が210×297であることと、210と297の二つの数字です。A3のサイズは

A4の297× 210の2倍つまり297×420です。A2は420× 297の2倍つまり420×594になり

ます。じゃあA1は?594×420の2倍、594×840、正確には594×841ですが問題では1mm

は誤差なので覚えなくても良いです。A0も840×1188、正確には841×1189ですが。どう

しても正確に覚えたい人はA1の時に1を足すと覚えるといいでしょう。テキスト&問題

集にも覚え方が乗っていので参考にしてください。また表題欄、輪郭線の幅(A2まで

とA1からでは異なる)、心マーク等が出ます。

 

図面に用いる文字や線

文字で出るのは文字は直立体と斜体を使用していること、漢字・かな・ローマ字の大き

さの比率です。量記号を表示する場合には斜体を使う、これ大事です。

 

漢字:かな:ローマ字=1.4:1.0:1.0

 

は覚えることがたくさんあります。線の種類と用途は覚えましょう!覚えるしかあり

ません。公式ガイドブックにもテキスト&問題集にも絵が乗っているので絵を見てこの

線にはこの線を使うんだなと一本一本見るといいと思います。それから線が重った時に

どの線を上に書くのか、つまり線の優先順位も大切です。線の太さの比率もよく出ま

す。

 

細線:太線:極太線=1:2:4

 

図面に用いる尺度

 

倍尺、現尺、縮尺の違いと表し方を理解しておくことが必要です。時間に余裕があれば

尺度の数字も覚えておくといいかもしれません(出ても1問ですが)。

 

製図における寸法記入法

これは実務経験や学校で勉強した人はわかると思います。問題を解いて間違えたところ

がなぜ間違いなのか理解することが大切です。ここは誰かに質問できるかできないかで

かなり差が出るところですが、今はインターネットがあるので、独学の人でわからない

人はネットで訊いてみるといいと思います。

 

寸法記入の一般原則(特にSI単位)、寸法の各部の名称寸法線と端末記号も覚えま

す。寸法補助線寸法数値の配置(特に角度寸法)もよく出ますし、寸法補助記号

寸法の問題だけではなくて、投影図の問題でも出てきます。

 

とにかく寸法の部分が問題に占める割合は大きいので力を入れて勉強しましょう!