CAD利用技術者試験2次元2級に合格する方法(9)

3.製図における図形の表現方法

ここは簡単そうで意外と難しいです。問題が何を問うているのかを理解することです。

まず投影図には部分投影図補助投影図局部投影図があります。それぞれ区別できる

ようになることが必要です。

そして私が苦労したのが断面図です。断面図は切断面がどんな線で描かれるのか線の種

も問題になります。P246の図11はよく読んでおきます。図15がわかりにくいと思いま

すが、同じものがテキスト&問題集にあり立体的に表示されているので、そちらを見る

とわかりやすいと思います。ハッチングに関してはCAD操作している人は問題ないかと

思います。対象図示記号も難しくないので得点源になります。

 

中間部分の省略に関しては、省略部の境界線がフリーハンドの時ははみ出さない、ジグ

ザグ線の時ははみ出すことはよく出ます。

 

繰り返し図形の省略は12×Φ11のように描かれますが順番を覚えましょう。数が先に

きて大きさΦが後に来ます。これ大事です!

 

部分拡大図では拡大したら尺度を付記すること、またその方法を覚える。

 

想像線・原形線では細い二点鎖線を使用すること。

 

相貫では見える場合には太い実線を使用し、隠れている場合は破線を使用すること。

 

平面図の表示が意外と出ます。直接問題には出なくても知らないと解けない問題もある

のでバッテン表示は平面と覚えておきましょう。

 

第5章 図形

第5章からは中学生の数学の勉強になります。中学生の時に勉強しなかった人、苦手だ

った人は大変かもしれません。ここの知識は試験に出るというより、図面を描く時に知

っておくと早く描ける、図面を読む時の理解が早いということだと思います。三角形各

部の名称、例えば内角だの外角だの頂角だの底角だのは単語を知らないと問題が理解で

きないので、数学が苦手な人も単語は理解しておきましょう。公式ガイドブックではメ

モでなぜそうなるのかという証明をしていますので興味がある人は読むといいと思いま

す。

 

多角形nの対角線の数 n×(n-3)÷2

多角形nの内角の和 180°×(n-2)

この二つの公式は覚えておくと得点になります。

 

円の性質の応用

ここは問題に出ます。理解しておくと覚えやすくなると思います。要は三角形の外周と

円1つ分の周の長さということです。

 

三平方の定理三角関数関しては知らなくても試験は受かると思いますが、知らない

と図面を描く時に困ると思うので、今理解できなくても仕事にするのならば理解は必須

です。

 

直角三角形の斜辺の長さの2乗は、他の辺の2つの辺の長さの2乗の和に等しい

 

これだけ覚えておくと試験で色々と役に立つと思います。またP275の図5図6も知ってお

くと有利です。

 

6.立体図形

ここでは回転体についての理解、立体が何を回転させてできるのか円すいと角すいの違い直方体と立方体の理解で十分と思います。

 

2級試験サンプル問題

2級試験サンプル問題が2問と基礎試験サンプル問題が1問あります。2級を受ける人も基

礎試験の問題を、基礎試験の人も2級の文章問題はやっておくといいと思います。公式

ガイドブックはサンプル問題の答えの解説がないので、自分で考えてわからなかった問

題は学校や職場で訊いてください。私のような独学の人は苦労すると思います。自分で

考えてもその理解が正しいのか悩むと思います。テキスト&問題集をやって理解できる

こともあります。わからないことはネットで検索するか質問するかしましょう。独学で

危険なのは間違った考え方で覚えていることなので、独学の人は気をつけてください。

 

巻末に2次元CAD利用技術者試験2級用語集が乗っているのでざっと目を通しておくとい

いと思います。

 

終わりに

さてこれで私が公式ガイドブックを読んでみて問題を解いてみて感じたことを伝えられ

たと思います。CAD利用技術者試験2次元2級の資格は役に立つのかということですが、

私個人的な考えを述べます。若い人は持っていてもいなくてもいいのかなと思います。

若い人は会社に入ってCADの操作をしながら資格を取ってもいいのではないでしょう

か?企業も若い人を育てる時間を考えていると思うので、CAD操作をほとんど問われな

いこの資格は意味がないのかなと。もちろん先に書いたように情報やセキュリティ管理

についての知識はあるにこしたことはありません。派遣の人や若くない人は持っていた

方が有利になると思います。同じような年齢ならば他人と違う資格を持っていた方が有

利、ただそれだけです。他人との差別化です。あくまでも持っていない人より有利と言

うだけで就職を保証するものではありませんのでそこはご理解ください。資格で手当て

が出る会社に勤めている人は取るといいでしょう。資格の取得自体お金がかかるものな

ので、自分の現状や懐具合を考えて資格を取るのがいいのではないでしょうか。独学の

人、勤めながら勉強している人、学校に通いながら勉強している人、このブログを読ん

でくれた皆さんの合格を祈って終わりとしたいと思います。読んでいただいてありがと

うございました。

 

 

 

 

CAD利用技術者試験2次元2級に合格する方法(8)

 

2.製図の原理と表現方法

投影図は問題の中でかなり多くを占め、得点源になるとともに苦手にしてしまうと合格

が厳しくなるところです。まず言葉とその説明を覚えることが大切です。選択問題でも

出てくることがあります。公式ガイドブックならばP215の図1、テキスト&問題集なら

ばP138の表5-7をまず覚えます。軸測投影が直角投影なのか斜投影かといった問題が出

されるので、図を覚えておくと良いと思います。また平行投影と透視投影の違いがわか

ことが重要です。

 

第一角法と第三角法

私は独学だったのでここで苦労しました。独学の人はテキスト&問題集の説明の方がわ

かりやすいと思います。第一角法の投影図が問われることはなく文章問題で出るので、

第一角法では正面図の右側に左側面図が、上側に下面図が配置される(第三角法では右

側に右側面図と上側に平面図)、「逆」と覚えておけば良いでしょう。

軸測投影図では等角投影二等角投影不等角投影が出ます。それぞれどういったもの

かを理解しておきます。

斜投影法にはカバリエ図キャビネットがあり、X軸方向のみ実寸法の1/2で表すのが

キャビネットだということだけ覚えておけば大丈夫です。

 

投影図の選択

 投影図はおそらく女性が苦手ではないかと思うのですが、投影図は上にも書きましたが

問題が多数出題される非常に重要なところなので、問題の答えを覚えるのではなく理解

しましょう。

 

三面図の描き方

三面図はそんなに問題の数は多くないのですが確実に出ます。三面図が描かれていて完

成させるには実線とかくれ線を何本足せばいいかといった問題が出ます。

 

投影図にに関しては公式ガイドブックでもかなりページを割いていて、問題もあるので

何度も何度も読んで問題を解く、わからなかったら学校や職場で訊くことが大切です。

独学ならばテキスト&問題集の解説を読む、またはインターネットで検索する質問する

と良いでしょう。また私がメールで質問を受け付け、わかる範囲で答えようかなと今の

ところ考えています。

 

 

 

CAD利用技術者試験2次元2級に合格する方法(7)

第4章 製図の知識

1.製図一般

 

ここは実務経験者か初心者かで難易度が違うと思います。私は初心者の独学だったので

理解に苦しんだところです。まずJISが何かから始めました。よく聞くのですが具体的に

は何なのかは知りませんでした。

 

JIS:Japanese Industrial Standards 日本工業規格 

 

です。ISOは国際標準規格です。

 

図面の大きさ

図面の大きさはハッキリ言うと1問だけ問われます。捨てるか確実に点を稼げると思う

かはあなた次第です。実務的には覚えておくといいのでしょうか?

さて覚え方です。

 

A4 210×297  A3 297×420  A2 420×594  A1 594×841  A0 841×1189

 

覚えるのはA4が210×297であることと、210と297の二つの数字です。A3のサイズは

A4の297× 210の2倍つまり297×420です。A2は420× 297の2倍つまり420×594になり

ます。じゃあA1は?594×420の2倍、594×840、正確には594×841ですが問題では1mm

は誤差なので覚えなくても良いです。A0も840×1188、正確には841×1189ですが。どう

しても正確に覚えたい人はA1の時に1を足すと覚えるといいでしょう。テキスト&問題

集にも覚え方が乗っていので参考にしてください。また表題欄、輪郭線の幅(A2まで

とA1からでは異なる)、心マーク等が出ます。

 

図面に用いる文字や線

文字で出るのは文字は直立体と斜体を使用していること、漢字・かな・ローマ字の大き

さの比率です。量記号を表示する場合には斜体を使う、これ大事です。

 

漢字:かな:ローマ字=1.4:1.0:1.0

 

は覚えることがたくさんあります。線の種類と用途は覚えましょう!覚えるしかあり

ません。公式ガイドブックにもテキスト&問題集にも絵が乗っているので絵を見てこの

線にはこの線を使うんだなと一本一本見るといいと思います。それから線が重った時に

どの線を上に書くのか、つまり線の優先順位も大切です。線の太さの比率もよく出ま

す。

 

細線:太線:極太線=1:2:4

 

図面に用いる尺度

 

倍尺、現尺、縮尺の違いと表し方を理解しておくことが必要です。時間に余裕があれば

尺度の数字も覚えておくといいかもしれません(出ても1問ですが)。

 

製図における寸法記入法

これは実務経験や学校で勉強した人はわかると思います。問題を解いて間違えたところ

がなぜ間違いなのか理解することが大切です。ここは誰かに質問できるかできないかで

かなり差が出るところですが、今はインターネットがあるので、独学の人でわからない

人はネットで訊いてみるといいと思います。

 

寸法記入の一般原則(特にSI単位)、寸法の各部の名称寸法線と端末記号も覚えま

す。寸法補助線寸法数値の配置(特に角度寸法)もよく出ますし、寸法補助記号

寸法の問題だけではなくて、投影図の問題でも出てきます。

 

とにかく寸法の部分が問題に占める割合は大きいので力を入れて勉強しましょう!

 

CAD利用技術者試験2次元2級に合格する方法(6)

第3章 CADシステムの関連知識

1.CADシステムの運用・管理と課題

ここも一通り目を通しましょう。

 

VDT作業者の管理では作業環境管理、作業管理、健康管理とは何でどのようなものがあ

るのかを覚えます。

 

CADシステムの標準化標準化しておく項目が用紙サイズ、図枠サイズ、表題欄、部

品、寸法記入であることは覚えておく必要があります。

 

ハードウェアの管理、CADソフトの管理、CADデータの管理とは何かの説明も読んでお

きましょう。

 

2.3次元CADの基礎知識

3次元CADの説明文は(空白)問題で出るので読んでおく必要があります。ここでも

FA、CAE、CAM、NC、CNCという単語が出てくるので、それぞれ何のことかとその説明

文を覚えておきます。また3次元CADと言えばコンカレントエンジニアリングという単

語が一緒に出てきます。PLM、BPRも同時に覚えておきます。

 

3次元CADの基本概念

3次元のCADモデルの三つの形状、ワイヤーフレームモデル、サーフェスモデル、ソリ

ッドモデルも出る確率が高いです。私はワイヤーフレームモデルは読んだそのままワイ

ヤーで作られたもの、ソリッドモデルは中まで詰まったもの、残ったのがサーフェス

デルでワイヤーモデルに面がついたものと覚えました。

 

3次元CADのモデリング機能

表に一通り目を通したうえで、頻出するロフト、スイープ、シェル等を重点的に覚えま

す。フィレット、トリムはCAD操作をやっていれば覚えていると思います。そして必ず

出るのがブーリアン演算です。形状を足す(和)のか引く(差)のかかける(積)のか

というだけですが、初めてだと理解に苦しむかもしれません。積は図形の重なった部分

だけを取り出すと考えればよいです。差で注意するのは引く順番です。例えばAとBとい

う図形があればAからBを引くのか、BからAを引くのかでは残る物体の形が変わってく

るからです。問題で注意したいポイントです。

 

3次元CADにおける表示技術

ポリゴンが何かという理解と三つのシェーディングを覚えることが必須です。シェーデ

ィングにはフラットシェーディング、グローシェーディング、フォンシェーディング

あり、フラット<グロー<フォンの順で滑らかになっていきます。フラットシェーディ

ング、グローシェーディングの他の呼び方を覚えること、グローシェーディングはハイ

ライト部分は十分に表現できないこと、は覚えておきましょう。それぞれの説明文は何

度も読んでおくと良いです。

 

3次元CADの活用

PLMとは何か。そしてなんといってもよく出るのがコンカレント・エンジニアリング

す。3次元CADと言えばコンカレントエンジニアリングと言ったようにセットで覚えて

おくと良いかもしれません。コンカレントエンジニアリングの内容も問われますので

よく読んでおきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

CAD利用技術者試験2次元2級に合格する方法(4)

第2章 CADシステムのプラットフォーム

まずハードとは何かソフトとは何かが理解できているかが大切です。ざっくり私の言葉

で説明すると、ハードとはパソコンやスマホの本体、ソフトとはパソコンのOSやスマホ

のアプリということになります。ExcelやWordはソフトですね。ソフトとハードの区別

がつくだけで解ける問題もあります。理解している人が多いでしょうが、機械が苦手な

人もいると思うので一応説明してみました。

1.CADシステムとハードウェア

まず制御装置であるCPU。ここで出るのがワードという単語です。CPUが一度に処理で

きる情報量の単位をワードと言います。またともなってビットバイトもよく出ます。

1バイトは8ビットです。これは覚えましょう。パソコンを使う人はCPUの処理能力が動

作周波数Hzで表されるとわかっていると思いますが、CPUの処理速度を表す()いっ

たような問題も出ると思いますので、覚えておきましょう。

 

次に主記憶装置です。主記憶装置にはRAMROMがあり、RAMにはDRAMSRAMがあ

ります。RAM(DRAMSRAMそれぞれ)の特徴、キャッシュメモリとは何なのかどれ

なのかを理解しておく必要があります。CPU内部のキャッシュメモリに使われるのが

SRAM、これ大事です。ROMで覚えておくのは基本としてROMは書き込みできない

と、BIOSはROMに含まれること。Read Only Memory、つまり読む専用、ROMが何の略

か理解してると覚えやすいと思います。

 

補助記憶装置とは何か、ハードディスク装置とSSDフラッシュメモリとCD-ROM等と

DVD等です。どれが補助記憶装置かとなった時に私は、RAMとROM以外が補助記憶装

と覚えました。HDDとはSSDとは何かをそれぞれ理解します。CDやDVDでは書き込み

のできるディスクは何かわかるようにしておきましょう。まれに各メディアの容量を問

われるので容量に注目しておくと良いと思います。

 

入力装置も出ます。特にポインティングデバイスは出ます。普段パソコンを触らない人

は良く読んでおくと良いでしょう。イメージスキャナでは読み取りの精度がdpiという

単位で表されることが出ます。dots per inch つまり1インチ当たりのドット数なので

字が大きいほど画像がキレイということも理解しておいてください。

 

出力装置とはディスプレイやプリンタやプロッタのことを言います。ディスプレイでは

液晶ディスプレイ(液晶テレビの画面ですね)がLCDLiquid Crystal Displayと表され

ること、時間があればFHDの解像度が1920×1080であるとかSXGAが1280×1024であると

か細かい数値を覚えておくと良いと思います。ビデオカードでは描画専用のCPUをGPU

(Graphics Processing Unit)と呼ぶこと、OpenGLとは何かを覚えておきます。プリン

タとプロッタの違いも出ます。

 

プリンタ:インクジェットプリンタ レーザープリンタの特徴を覚える

プロッタ:ペンプロッタ ペンレスプロッタの特徴を覚える

     LEDプロッタが良く出る

 

インタフェースもよく出ます。USB、IEEE1394、セントロニクス、PCIエクスプレス、シ

リアルATAeSATAのところはよく読み込んで違いを理解しておくと点につながりま

す。勉強時間に余裕があるならばUSBの転送速度も覚えておくといいでしょう。

 

USB(Universal  Serial Bus):ユニバーサル(汎用)シリアルバス

の略だと覚えておくと問題が解けます。スマホの充電器のコネクターもUSBですね。

 

IEEE1394はシリアルインターフェースの規格ですが、IEEE802.11は無線LANの規格です。混同しやすいので注意しましょう。

 

特殊入力装置では、タブレット、ディジタイザ特殊出力装置ではNC工作機械3次元

リンタが出ます。3次元プリンタは後でも触れますが、3次元CADで作成した3次元モ

デルから積層造形により立体物を作成する装置というこの一文はよく読んでおきましょ

う。この文の「3次元モデル」や「積層造形」が空白で空白に当てはまる単語を選ぶ問

題が出ます。

 

2.CADシステムとソフトウェア

基本ソフトウェアシステムソフトウェア応用ソフトウェアアプリケーションソ

フトウェア)この単語も出ます。基本ソフトウェアがOSで応用ソフトウェアがExcel

Wordであると覚えておけばいいでしょう。パソコンになじみがない人はOSと言われて

も?だと思うので。

 

OS(Operating System):オペレーティングシステムの略でWindowsmacOS等のことを言います。

 

OSの説明文があり空白があってその空白に当てはまるOSを選択する問題が出ます。MS

DOSWindowsUNIXLinuxmacOSの説明文は読んでおき違いを理解しておいて

ください。ここはパソコンになじみがある人は勉強しなくてもできるところだと思いま

す。

 

応用ソフトウェア(アプリケーションソフトウェア)で出るのが圧縮解凍ソフトウイ

ルス対策ソフトです。圧縮解凍ソフトでは.lzh.zipといった拡張子を覚える。ウイルス

対策ソフトは情報セキュリティのところでも取り上げられるので、頻出するものです。

ウイルス対策ソフトについては後述します。

 

3.ネットワークの知識

集中処理システム、分散処理システム、クライアント/サーバシステム、ピアツーシス

テムが何かを理解しておくことが大切です。LAN、WAN、インターネット、イントラネ

ットはとてもよく出ます。LANは会社や学校内のネットワーク、WANは遠隔地にあ

る企業の本店支店のネットワークと理解しておくといいでしょう。イントラネットはイ

ンターネットの技術を使ってLANの内部だけでやり取りを行うと覚えておいてくださ

い。言葉が似ていてややこしいのですがインターネットを知っていれば区別するのは難

しくはないと思います。

 

通信プロトコルは非常によく出ると同時に覚えることも多く大変です。まずプロトコル

とは何かを理解すること。プロトコルとはコンピューターどうしでやりとりをするため

の言語です。日本語と英語では会話ができないのと同じで、同じプロトコルで通信する

必要があります。インターネットの基本プロトコルであるTCP/IPは必ず覚えます。アプ

リケーションプロトコルFTP、HTTP、SMTPPOP3MIME、PPPを覚えておくと得点

が稼げます。ここもパソコンになじみがある人は勉強しなくてもわかると思います。

 

以下は私の覚え方です。

 

FTP:FはFileなのでファイル転送のプロトコル

HTTP:インターネットのwebページの先頭にhttpとついていますよね?つまりネットのwebページ参照のプロトコル

SMTPPOP3:まず二つはメールのプロトコルとセットで覚えます。そしてSMTPは送信用、POP3は受信用のプロトコル

MIME:メールで画像音声を送るプロトコル

PPP:電話回線で接続するプロトコル

 

LANの接続も一通り目を通し、接続形態を理解します。主にスター型が取り上げられて

スター型の接続にハブが使われることは覚えておきます。Ethernetイーサネット

LANの規格です。10BASE-2の規格ならば頭の10が伝送速度10Mbpsを表すことだけ覚え

ておけば大丈夫です。

 

ネットワークケーブルではストレートケーブルとツイストケーブルと光ファイバー

ーブルがあること、ツイストケーブルは結線にクロスとストレートがあること、光フ

ァイバーケーブルがFDDIで利用されることを覚えておきます。

 

 

長くなりましたので次に続きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

CAD利用技術者試験2次元2級に合格する方法(3)

第1章 CADシステムの知識と利用

文章のどこからでも問題が出るので絶対に一通り目は通しましょう。その上で重

要なポイントを押さえていくと。

 

1.CADシステムの目的と効果

例えばCAD、CAE、CAM、PDM、FMが何の略か何を指すのかは出ます

CAD=Computer Aided Design   CAE=Computer Aided Engineering

CAM=Computer Aided Manufacturring  PDM=Product Data Managemento

FM=Facility Management

 

 仮問題) CADソフトによって対象物が数値データ化され、製造物の特性、性能、構造などの各種解析を行う(  )にデータを流用し設計の検討などを効率的に行うことができる。

A.CAE   B.CAM   C.PDM   D.FM

 

といったような問題が出されます。単語とその前後の文章をセットで覚えましょう

 

2.CADソフトの種類と特徴

汎用(はんよう)CAD、専用CADとは何か。専用CADにはどういったものがあるのか。

これも出ます。機械系、建築系、電気系の区別がつくと良いです。

 

汎用:さまざまな用途や分野に用いることができるさまを意味します。

 

3.ベクトルデータとラスタデータ

これも出ます。CADは基本ベクトルデータです。ベクトルデータラスタデータがどん

なもので何に使われるのかは絶対に覚えておきましょう。

 

ベクトルデータ 図形データを座標値で持つデータ形式 CAD

ラスタデータ 図形データをドットの集まりで持つデータ形式 ペイントソフト

 

私はベクトルデータはCADに使われ、ラスタデータは画像のデータと覚えました

 

4.CADで使用するフォント

ビットマップフォントストロークフォントアウトラインフォント出ます。

CADは基本としてストロークフォントだということは絶対に覚えておきましょう。3種

類の違いは理解しておいてください。

 

5.グリッドとスナップ

この二つも良くでます。グリッドが何かスナップが何かはしっかり覚えておくことが大

切です。スナップはJw_cadで線から線を引く時の右クリックと言えばわかりやすいでし

ょうか。点を読み取るということです。最も近い候補点にカーソルが吸着されるのがス

ナップです。

 

6.CADソフトの作図機能

ここからもよく出ます。特によく出ると思われるのが円の作図です。

  1. 中心と円の半径による作図。
  2. 中心と円の通過点による作図
  3. 3点指示による作図

要は円を描く時にどう操作すればかけるかということが問われるわけです。

 

 6-1単語を理解し、読み間違えない

円、弧、弦、接円、接線、平行線、垂線等、問題に出てくる単語を読み間違えると答え

が違ってくるので単語を読み間違えないことが大切です。

 

7.CADソフトの編集機能

トリム、フィレット、チャンファーこの3つは覚えておきたいです。トリムは切断、フ

ィレットは角まるめ、チャンファーは面取り、とてもよく出ます。問題に出なくても選

択肢に出ることがあるので理解しておけば消去法が使えます

 

8.P49~の作図

公式ガイドブックのP49~のことです。やらない人は飛ばしてもらっても構いません。

私はJw_cadで作図しました。Jw_cadで作図する場合、熊の顔を描く場合は楕円コマンド

がないので作図→接円→接楕円→並行四辺内接を使うと書けます。

9.CADの作図データ

 ここで出てくるデータ形式IGES、DXF、BMI、STEP、SXF、BMP、GIF、TIFFJPEGも出

ます。これも単語そのものと何を表すのかをセットで全部覚えましょう。このデータ形

式の内CADで使われる中間ファイルはどれかという問題が出されます。ベクトルデー

がどれで、ラスタデータがどれかを覚えておくとCADで使うのはベクトルデータのため

答えが絞りやすいのでお勧めします。拡大するとどうなるか等のベクトルデータとラス

タデータの特徴を理解しておくことも必要です。

また作図データで出るのが上位互換下位互換のデータの互換性。それぞれ意味を理解

しておきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

CAD利用技術者試験2次元2級に合格する方法(5)

ルータとモデムの違いの覚え方は、モデムは電話回線でインターネットにつなぐもの

えました。ルータはそれ以外と。問題にも出るのでルータとモデムの違いは理解してお

と良いです。無線LANの規格が私が試験を受けた時に出て、細かく覚えておらず間違

えました。余裕がある人は規格ごとの違いを理解しておいてください。

 

インターネットではまずDNSWWW等の単語を覚えましょう。DNS(Domein Name

System ドメイン ネーム システム)、WWW(World Wide Web ワールド ワイ

ド ウェブ)の略です。ドメインとは何なのかを理解します。これは公式ガイドブック

P121の上に詳しく書いていますので参考にしてください。

 

インターネットへの接続回線

IDSN、ADSLは電話回線でつなぐもの。CATV回線はケーブルテレビの回線を使うもの。

FTTH光ファイバーケーブルで接続するもの、Fiber To The Homeを覚えてしまえば

ファイバーが家庭までくるものなんだなと理解できます。WiMAXが無線なのはわかりま

すね。

 

ネットワーク運用に潜む危険性

ネットワークのセキュリティに関しては試験のためというよりは、実務的な問題です。

実際にCADを仕事で使用しながらこの試験を受ける人やこれからCADを使った仕事に就

きたい人には試験よりも重要な事かと思います。例えばウイルスに感染してしまい情報

が漏れたり、データが消滅してしまえば会社は大きな損失を被ることになります。理解

しておくことは必ず自分のプラスになります。

セキュリティ対策としてファイアウォールの設置、ウイルス対策ソフト、暗号化、セキ

ュリティパッチ等があります。ファイアウォールとウイルスソフトの違いは理解してお

きましょう。パッチを当てるという言葉がよく出るので意味とどういう時に使われるの

かを覚えます。暗号化ではSSLSSHが出ます。

ファイル管理ではディレクトリ管理、アクセス権管理とは何かが問われます。

 

4.情報セキュリティと知的財産権

コンピューターウイルス対策

 コンピューターウイルスの感染型を(公式ガイドP129)覚えますウイルス対策に関

することは公式ガイドP151からのセキュリティに関するQ&Aを読むと理解しやすいと

思います。

 

個人情報保護

 個人情報保護法、迷惑メール防止法、不正アクセス禁止法がそれぞれどういうものかを

理解すること。迷惑メール防止法ではオプトイン方式、オプトアウト方式がよく問われ

ます。オプトイン方式は消費者がメールの配信を承認してから広告メールを送ることが

できるということです。オプトアウトはその逆と覚えましょう。オプトアウトとはメー

ルを送って消費者が拒否した場合にのみ広告メールの送信をやめるということです。不

正アクセスが何かはハッキングをイメージするといいと思います。

 

知的財産権がこれがまたよく出ます。産業財産権著作権の違いを理解することは必須

です。産業財産権はいわゆる特許権や商標権著作権はなじみのある言葉なので理解し

やすいかと思います。著作権をさらに掘り下げて著作人格権著作財産権にわける問題

もありますが、CADでよく問われるコピーいわゆる複製権は著作財産権と覚えておくと

良いでしょう。どういった時に著作権侵害になるのかという問題が多く出るので、著作

権に関する問題を繰り返し解いておく必要があります。著作権に関しても公式ガイド

P154からQ&Aがあります。

 

5.コンピューターの操作

コンピューターの操作に関してはパソコンになじみがある人ならばわかる内容です。

逆に触りなれていない人は基本操作(クリック、ダブルクリック、ドラグ等)は理解し

ておく必要があります。

 

6.OSの基本操作

ここもパソコンになじみがある人はわかる内容です。ファイルの種類と拡張子は覚えて

おきます。特に画像の拡張子と圧縮ファイルの拡張子、中間ファイルの拡張子が重要

す。